2020年1月6日月曜日

コミュニケーション・ツール


たすく長野教室の名取です。
皆様、明けましておめでとうございます。

長野教室は、4月に開室して、9ヶ月が過ぎました。
みなさん、毎回通ってきてくださり、療育、運動、さらに共創学習や家族会活動を続けてきました。
様々な場面で、お子様の成長の姿が見られます。

今回は、コミュニケーションについてのお話しをします。

学習するという言葉はよく使われている言葉です。
「学習=行動の変化」という定義があります。
日々の学びで、子どもたちの活動や行動によい変化が見られることは、とても嬉しいことです。
また、その変化が定着していくことで、力になっていきます。
般化=変化が確実に定着すること(反応般化)、別の場所でもできること(場面般化)が大切です。

 あるお子様のコミュニケーションについて、変化がみられ、それが定着してきました。
困った時、ただ泣いていたお子さんが、自分の気持ちを振り返られるようになってきたのです。

コミュニケーション・ブックを使い、今の気持ちをカードで示すように、置き換えていきました。
「泣く」「悲しい」と泣いている時に、カードで示しながら、相手に言葉で伝えるようになったのです。

まだまだ、「どうして泣いているの?」と言う問いかけに対して、相手に伝えるところまではいっていませんが、
まずは、自分が泣いているということを「言葉」に置き換えられるようになったこと。
これが、大きな一歩です。

これから、属性語も少しずつ学んで行きます。
 

それには、ツールを使って,相手との共通理解をしていくことが重要です。
コミュニケーションとは、両方向の意思疎通ですから。

たすくでは、アセスメントの結果から、そのお子さんがどんなツールや方法を使ってコミュニケーション力を高めていくか、カードに限らず、ご提案をさせていただいています。

それと同時に、「言語」についても、大切に考えています。
「言語=思考」です。言葉をどうやってあつかうか、言語をどう理解していくか、言語をどう表出しているか、音声、視覚、代替手段、様々なアプローチを、そのお子さんにあった形を考えていきます。

2020年も、お子さん一人一人に応じたツールや方法を、自ら活用できるように、
ご家族と一緒に一歩ずつとりくんでまいります。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

ずっと一緒だよ!一貫性と継続性のある支援を!


TASUC(Total Approach Support Union for Challenged children and their families )は、
発達障がいのある子どもたち(チャレンジド)と家族のために、一貫性と継続性のある支援体制の構築に向けた課題への取り組みに寄り添う専門家集団です。
一人ひとりのお子様に応じて理解し,それぞれに最適な療育方法をご提案します。

たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の歴史がある療育専門機関です。

私たちは,1年に一度,ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメント を軸として,ともに未来に向けた療育プログラムを作成し,ご提案いたします。


お子様の困り感に寄り添い,一つひとつスモールステップを踏みながら,一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意しています。





2019年11月21日木曜日

たすく祭in長野〜朗読という挑戦の機会〜

11月3日(日)に「たすく祭」を開催しました。
お子様の「朗読発表会」です。
個別の学習や共創学習、ご家庭での療育を通して、
機能的な目標:読書のひとつとして、
本読みの学習を繰り返してきました。
一字一字読むのではなく、文を指でなぞり、文節ごとに文字を捉えて読むこと、
文節ごとの言葉を右耳から聞かせることがポイントです。

 「ホールでの発表」という、素晴らしい場所でどんな朗読ができるのか。
日頃の練習の成果を出して、それぞれのお子さんの発表がありました。
 自分のことを思い返してみると、
こんな素晴らしい場所で、
人の前で本を読むなんていう経験をしたことなどありません。
もし、自分がこのような機会を与えられていれば、
またその後の人生もよりよくかわっていたかもしれません。

 初めての場所で、子どもたちは、精一杯自分を表現しました。
今回の読み方がどうであったか。ここからがまた、スタートになります。
この場に立てたことが、一番の収穫です。
自分の読み方やお客さんの反応を受けて、
どう次に向かうか、それぞれに次のステップを考えていきます。

 たすくは「挑戦の機会」を生み出します。
そして、「挑戦を支援」します。
今回のたすく祭で言えば、
「挑戦の機会」は
・ホールという公の発表の場
・朗読の会の方もお呼びして、臨場感溢れる場所

「挑戦の支援」は、
・スケジュールの事前提示や、場所と活動を一致させる、視覚的な提示をするなど
 一人一人が“朗読”しやすい環境づくり(構造化)
一人一人の今持っている力が発揮するための支援技術

今回の発表は、チームで競うという面もありました。
どう評価するかも支援の一つです。

一人一人が、今持っている力を十二分に発揮することができ、
とてもいい経験と、次の挑戦を見つける機会になりました!



2019年8月25日日曜日

“一貫性と継続性”の支援を、ともに!

 先日、8月4日に「信州特別支援教育カンファレンス2019」に行って参りました。
特別支援教育に携わる先生方の実践発表の場です。様々な実践を持ち寄り、
講義あり演習あり、様々な提案がされていました。
 「2E(二重の特別支援)教育」の観点や「障がい観」とは、
など様々な講義や教材づくりなどのワークショップが行われていました。
 様々な先生が持ち寄った手作りの研修会でした。

 たすくの理念は、「一貫性と継続性」です。
その一貫性と継続性のある支援をおこなっていくための重要なツールが「個別の支援計画」です。
 たすくでは、「個別の支援計画」を重要別に順位づけ、10項目に絞りました。
それが、たすくの「個別支援計画(カテゴリー10)」です。
カテゴリー10は、保護者、教育、医療、福祉、就労等の関係者が、対等な連携の中で本人のことを一緒に考えていくプロセスが大切です。

たすくは、志のある支援者の方々を応援します。そして、共働します。
それは、ご本人が自立するための「般化」においても、必要なことです。
学校や療育機関での学びが確実にステップアップ(反応般化)し、学んだことがその他の場面でもできる(場面般化)ように支援していきましょう。


2019年7月30日火曜日

学習の動機付け

たすく長野教室、教室長の名取健志です。

教室が開室しまして、4ヶ月が経ちました。

6月30日には、保護者研修会がありました。
先輩お母さんのお話をお聞きしました。今までで困ってきたこと、たすくに通われて伸びた点をお話していただきました。
話を聞いていたお母さんは、先輩お母さんのお話をお聞きして、今の自分の状況やこれから何を大事にしていったらよいかがわかった、大変参考になったという声を寄せていただきました。たすくは、保護者の方々を繋いでいくことも大事にしています。

さて、学校も一学期が終わって、夏休みに入っています。
たすくでも、サマースクールが始まっています。
通常の療育プログラムや運動プログラムはお休みになります。
サマースクールでは、2週間、社会性や自立を身につけるため、公共交通機関を使って、色々な施設を見学、体験活動を行います。

話は変わります。
今回は「学習の動機付け」についてお話したいと思います。
学習をする上で、大切になってくることの一つに「学習の動機付け」があります。いわゆるモチベーションです。
学習の効果が上がる、身につくためには何が必要か。
動機付けには二つあります。
「内発的動機付け」これは、学習そのものに動機がある場合です。好奇心や関心です。
学習そのものがおもしろそうだったり、既に楽しかった経験があると、自主的に取り組みみます。
 おもしろかった、ここまでできた、90点の出来かな(感性動機)、次はもっとうまくなりたい、やりかたを変えていこう(操作動機)、よくできた、新しいことにもトライしたい(好奇動機)、よくできたでしょ、他の人にも報告したい、相手はどんなふうに思ってくれるかな(認知動機)というふうに、内発的動機付けがうまくいくと、学習の効率もよくなり、継続していきます。
「外発的動機付け」これは、学習の外側に動機がある場合です。いわゆる「ご褒美(好子)」です。
このご褒美が、本人にピタリとはまると学習の効果は上がりますし、またそのご褒美は、他の別の学習に応用させることができます。

先日、この「外発的動機付け」がピタリとはまって、長い時間をそれも集中して、自分から課題をやりとげる姿が見られたお子さんがいました。

夏休みになりました。ご家庭の方でも、学校での宿題、たすくでの宿題、お手伝いなど。
まずは、始める前に、スケジュールで予定や目標をお子様と一緒に確認し、それをやり遂げるとどんなことが待っているのか、自分で選んで設定するということをやってみてください。

きっと、効果が上がります。もし、効果が上がらない場合は、課題に問題があったのか、好子にあったのか、好子につながるスケジュールに問題があったのか、取り組んでみたことでわかってくるものがあるはずです。
ぜひ、取り組んでみましょう。

コミュニケーション・ツール

たすく長野教室の名取です。 皆様、明けましておめでとうございます。 長野教室は、4月に開室して、9ヶ月が過ぎました。 みなさん、毎回通ってきてくださり、療育、運動、さらに共創学習や家族会活動を続けてきました。 様々な場面で、お子様の成長の姿が見られます。 ...